7月15日はファミコンの誕生日です。
今日(7月15日)はファミコンの誕生日だそうです。
任天堂ファミリーコンピューターは今から37年前の今日という日に発売されました。
その普及は驚くほど速く、当時小学生だった自分の友人の間にも瞬く間に広まってゆきました。
しかし我が家は親の許しがなかなか得られず、どこか置き去りにされてゆくようだったのを覚えています。
ファミコンが導入されてゆく友人たちの家々をせっせと渡り歩く日々。
友人宅で遊ばせてもらうときのつかの間の興奮は今でもしっかりと記憶に焼き付いています。
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その反動なのかもしれませんが、最近になって再び私の中にファミコン熱が再燃しはじめています。
そのきっかけはこのブログでつづったコスモジェネシスについてですが…、実に数十年ぶりに手にしたファミコンに、心がものすごく弾んだのでした。
「うわ!なつかしい!」と。
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なまじっかゲームから久しく心が離れていたせいかもしれません。
自分の息子が3DSやらNintendo Switchやらで遊んでいても、親目線で遊びすぎを叱ることはあっても、自らゲームに触れることは一切ありませんでした。
たからなのか、久しぶりに握ったファミコンのコントローラーの懐かしさはただ事ではなく、まるで日常の憂さがふっとんでしまうような感激を覚えたのでした。
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以来、折々時間があれば古本屋などのレトロゲームコーナーをのぞいては、懐かしいファミコンカセットを手に取る日々。
当時、なかなか手が届かなかった高額なファミコンソフトが数百円で自分のものになるのは、なかなか気持ちがいいものです。(今の若い人には分からないかもしれませんが、ある世代に人にとって、あのプラスチックのファミコンカセットには途方もない夢がつまっているんですよ…。)
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そして近頃ではただ懐かしさだけでなく、ファミコンカセットの世界の奥深さを追い求めるようになってきました。
というのも初代ファミコンのゲームは、その販売期間の後期となる1990年代に、人知れず優れた名作を残しているのです。
この時期に発売されたゲームは、既にスーパーファミコンなどの上位機種に世代交代した後の作品。
なので、時の市場ニーズに打ち勝つべく、極めて“質”の追及されたものとなっているのです。
中にはファミコンのスペックでは到底考えられないような、奇跡的作品もあったりするようです。
ハード性能の限界に挑んだクリエイターたちの意地と執念。
中にはプレミア化して手の届かないものもあるけれど、機会があれば是非味わってみたいものです。
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コロナ禍がなかなか収束せず、休日はお家時間を過ごす日々が続いています。
かつてファミコンに魅せられ、そして今やその記憶を過去に置き去りにしているオヤジの皆様。
この機会に是非、実家に眠っているであろう任天堂ファミリーコンピュータに灯をともしてみてはいかがでしょうか。
きっと、未来が果てしなく広がっていた“あの頃”の気持ちを心に呼び戻すことが出来るでしょう。
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