『裏烈火 最終面 “AREA 7”』を完全攻略!

 このブログで紹介した究極のファミコンゲーム「サマーカーニバル`92烈火」。

 先日、ついにそのファイナルステージとなる『裏面・AREA7』を攻略し、完全制覇を成し遂げました。

 もともとシューティングが得意ではないにもかかわらず、すっかりその悪魔的な魅力に取りつかれてしまい、「絶対にクリアしたい」から「クリアしなければならない」という使命感のように変わって、ついには「このゲームをクリアしない限り俺は先には進めない」という変な執念のようなものがこみ上げてしまい、来る日も来る日もプレイを続けて半年、ついに念願の全ステージ(表面4面+裏面7面)をクリア。

 正直、大変な道のりでした。

 特にこの『裏面・AREA7』においては『ファミコン最狂・サマーカーニバル`92烈火』のファイナルステージにふさわしく、タガの外れたような攻撃展開で殺しにかかってくるため、反射神経だけで乗り切ろうとしても絶対無理。プレイを繰り返しながら少しずつ攻略方法を見出しつつ、まばたきすら許さない一瞬の判断で攻防するという、それこそ経験・勘・テクニックを合わせた総合力の勝負。

 しかも昔のゲームなので、当然ゲームオーバーになったら最初からやり直し。結果的におびただしいほどの屍とプレイ時間を積み上げながらようやくの悲願達成となりました。いやーじつに爽快。誠に晴れやかな解放感を味わうことができました。(同時にいったいどんだけこのゲームに心を縛られていたのかに気が付き空しくなりましたが…。)

 しかし、せっかくここまで積み上げた経験を自分の中だけで腐らせてしまうのは惜しいような気もするので、今後このゲームにチャレンジするレトロゲーマー達のために、この「サマーカーニバル`92烈火_裏面・AREA7』の攻略方法をここに遺しておきたいと思います。

サマーカーニバル`92烈火_裏面・AREA7
攻略方法

ステージ構成

 サマーカーニバル`92烈火_裏面・AREA7は表面の2面と同様、往路→復路→往路の3つの区切りに分かれる。折り返し地点にいる中ボスも一緒。ただそのルート上は文字通り四方八方から雨あられのごときの集中砲火。その大半はバリアで防ぐことができるが、折々バリアだけでは回避不可避な要所もあり、戦術を駆使する必要がある。

 特にこの最終面は多くのシューティングゲームがそうであるように「死なずにパワーアップ状態を保持」することが重要。烈火は比較的パワーアップがしやすいゲームではあるが、さすがに最終面で丸腰になってしまうと復活がなかなか困難。とはいえこの猛烈果敢な攻撃の中、どうすれば死なずに進めるか、各シーンごとに説明していきたい。

Chapter1 往路A

 序盤の必勝法は「バリア状態保持のままボムを使いながら後方べたづき」。
 というかそもそも序盤からバカみたいな弾幕を浴びせかけてくるので、いったんショットを切ってしまうとバリアを解くことが出来ず、自然とバリア状態で後方中心に構えるという姿勢になってしまう。でもこれが実は正解。この状態で折り返し地点に来るまでやり過ごすことが出来る。

 途中で幅寄せをするように迫ってくる敵の縦列編隊があるが、ボムを使ってタイミングよくかわせば問題ない。むしろ厄介なのはパワーアップアイテムが障害物化することだが、ここまで到達した猛者であれば余計なアイテムをとらないよう回避するテクニックは当然備えているだろう。

 折り返し地点に着くとデカい砲台が後ろから迫ってくるので要注意。後方ベタづきだとここで追突されてしまうので、少しだけ前に出てボムを使いながらかわしていこう。

 折り返し地点のホワイトドラゴン(勝手に命名)はホーミングがあれば瞬殺だ。

Chapter2 復路

 ホワイトドラゴンを倒すと後方から回転砲台と縦列編隊が弾をばらまきながら襲ってくるが、引き続きバリア状態で中央後方キープを手堅く維持。ここで焦って前に出てしまうとバリアの守備範囲外から撃たれてしまう。途中、縦列編隊が幅寄せしてくるが、中心にいればぎりセーフなのでひたすらポジショニングをキープしよう。問題はこの後の『魔の凱旋回廊』だ。


 後方スクロールの後半に待ち構えている『魔の凱旋回廊(と勝手に名付けたポイント)』では、回転砲台による弾幕と無数のスネークハンター(勝手に命名)が同時攻撃を仕掛けてくる。弾幕はバリアで防ぐことができるがスネークハンターによる特攻はそうはいかない。

 回避方法としては画面中央あたりにボムを爆破させ、後方に後退しつつ充填。これを繰り返す。いわゆるヒット・アンド・アウェイ戦法だ。

 ただ非常にタイミングが難しく、スネークハンターが画面に現れたら自機に近付けすぎない程度にボムを撃つ。感覚的にはボムそのものを食らわせるというよりも、ボムによる爆風に巻き込ませるというイメージだ。そしてボムの爆風が残っている間に後方へと下がりながら再充填の時間を稼ぐ。コンマ何秒のわずかなタイミングだが、この妙技をものにできるかどうかクリアへの分かれ道といってもいい。

 このとき絶対にやってはいけないのは、パワー未充填の状態でボムを撃ってしまう『すかしっぺ』だ。これを一度でもやってしまうと再びボムのパワーを充填する時間がなく、次々にスネークハンターの餌食となって、気が付けば全ての残機を失うことにもなりかねない。特にこの先のことを考えると「死なない」という事が非常に重要になってくるので、正にここが最重点ポイントと考えてもいい。

 ちなみにこのスネークハンターは初めの数匹を連続で倒すととなぜか出てこなくなるので、安心して進めるようになる。一体どんなアルゴリズムなのだろう。

 復路つきあたりのブルードラゴン(勝手に命名)は案外面倒な敵だが、ホーミング&《S》の装備であればあっさり撃破することが出来る。

 

Chapter3 往路B

 折り返し地点のブルードラゴン(勝手に命名)を倒すと『死刑台のエレベーター(勝手に)』が待っている。

 ここでもやはりスネークハンターと、表3面で我々をさんざん苦しめた強力なレーザー砲台が連携を組んで殺しにかかってくる。

 だが先の「魔の凱旋回廊」のように特殊なテクニックは必要ない。画面に出現した瞬間に倒すという先手必勝方式で切り抜けることができる。ただしそのためにはホーミングなど、ある程度強い誘導系の装備を備えていることが必須条件だ。ノーマル装備でこのポイントを潜り抜けるのはかなり困難。つまりここに至る過程であらかじめ装備を保持しておくことが重要となってくる。とくにこの直前のブルードラゴンでは必ずノーミスで倒すよう心がけよう。

 『死刑台のエレベーター』をこえると編隊が左斜め方向からから弾幕を撃ちながら突っ込んでくる。

 『断末魔の嘆き』だ。

 このポイントでは烈火の代名詞ともいうべき編隊攻撃が、頂きを阻む猛吹雪の如く襲いかかってくる。基本的にはショットを使わずバリアとボムで突破することになるが、ボムだけではどうしても火力不足でだんだん端の方に追い込まれてしまうので、補助ウェポンがないと苦しい。ここでもやはりノーマル状態だと突破は難しく「死なない」という事がやはり重要となってくる。

『断末魔の嘆き』を過ぎるといよいよ終盤だが油断は禁物。というのもここにきて、突然見たこともない敵が道を阻んでくる。攻撃力は大したことがないのだが、前方と両側に広がって挟み撃ちをするような意表をつく攻撃パターンを駆使してくるので面食らう。ここまで来て新キャラとか、いったいどれだけのポテンシャルを秘めているのだろうかこのゲームは。

 この挟み撃ち野郎を突破するとようやく突き当りだが、まだ気は抜けない。ここではシンバルの真ん中からタケノコをはやしたような、意味不明な障害物が行く手を阻んでくる。

 このタケノコ野郎は結構厄介で、倒した時点の状態を保持したまま画面上に残り続け、ある一定時間を経過する下方に向かってすっ飛んでゆく。非常に危険だ。よくみるとこいつは表2面の後半にも一瞬姿を現しているのだが、スクロールと同じスピードで画面外に消え去ってしまうのでほとんど存在感が無い。実は本質的に倒すことができないという意味で厄介な敵である。このタケノコ野郎を上手く回避するといよいよラスボスだ。

 ラスボスに関しては表面と同じなので多くは語らないが、ホーミングなどの誘導系のアイテムを装備していない限り正攻法は無い。耐久性がないのである程度残機が残っていれば倒せるだろう。あとは気合あるのみだ!

 最後に、AREA7全体の動画を下記にアップしておくが、残念ながらノーミスではない。いつかこのAREA7をノーミスでクリアし、下記の動画を差し替えさせていただくつもりだ。

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