30年前のCD-ROM2を自力修理。(君は飛火野耀を知っているか 番外編)

さて、君は飛火野耀を知っているか 第6回 エメラルドドラゴンについてご紹介をしていきたいと思います。

が、しかし困ったことに私はこの小説の元になったゲーム『エメラルドドラゴン』をプレイしたことがない。

これはいけない。

このままではこの小説について語る資格がない。

というわけでさっそく某中古ショップにて購入してきました。RPG黎明期の大傑作『エメラルドドラゴン』。

これは当時家庭用ハード機としては圧倒的な画質・音質を誇ったPCエンジン CD-ROM2のもの。
『エメラルドドラゴン』はもともとパソコンゲームでしたが、このCD-ROM2版に移植されたものがもっとも洗練されているといわれております。

確か実家に、昔遊んだCD-ROM2筐体が残っているはず…。

あった!が、しかし肝心のACアダプタがない!いくら探しても見つからない!このままでは『エメラルドドラゴン』がプレイできない!ということは小説『エメラルドドラゴン』を語る資格が永久に得られない!

と、焦りましたが最近では古いゲームのパーツもよく出回っており、某ショップで案外すんなりと手に入れることが出来ました。実に便利な世の中。

早速スイッチON!

おお!電源が入った!

がしかし、CD-ROMのホーム画面は映るものの一向にゲームが始まりません…。

写真では分かりにくいのですが、筐体の中でCDディスクが一生懸命回転しているものの、データが読み込まれていかない様子。

調べてみると「ピックアップレンズの汚れ」という、CDの読み込み不良において定番の現象があるようで、これは無水アルコールで拭けば解消するのだと。

(引用元:写真AC)

がしかし、コロナの影響で無水アルコールが手に入らない!

やむを得ず比較的近いものとしてアルコールを使用したメガネクリーナーで代用。綿棒をつかって優しく拭いてみます。

が、しかしやっぱり変化がありません。万事休す…。

でも、あきらめずに調べてみるとこのCD-ROM2のよくある故障事例として内部モーターに連結するギア(歯車)が劣化している可能性が高いとのこと。

google検索画面より

これだ!これにまちがいない!

ええい、こうなったらとことんやったるわ!

『エメラルドドラゴン』の為、飛火野耀氏の為!

早速ネットで交換用ギアを購入し、修理開始!

購入元:レトロPC・ゲーム専門店BEEP:https://www.beep-shop.com/

まず、CD-ROM2の裏面のねじを外し、背面カバーを脱着。するとむき出しになる基盤。さらにこの基盤を止めているねじも外し、モーター部分を確認。

すると基盤の隙間から見えた!確かにギアが劣化していてぼろぼろ。

少し触れると崩れてしまいました。

このボロボロのギアを新品のものに交換するわけですが、手順としては古いギアを取り除き、シャフト先端のCワッシャーを取り外し、新しいギアを取り付け、Cワッシャーをもとに戻す…と。

作業自体は単純でありますが、なんと言っても部品が小さい!

写真で見ると分かりにくいですがギアの大きさはほんの5㎜程。Cワッシャーなどは1㎜程しかありません。

しかも私の場合、基盤をつないでいるケーブルを取り外すのが恐ろしくて、あえて基盤とケーブルをつないだまま、隙間からの作業だったのでアクセスの悪さに悪戦苦闘!

なんども部品を落っこどしながらどうにかこうにか付け替えを完了しました。

さて、改めてスイッチON!

すると感動のご対面!

うおおおお!きた!これこれ!この時代を感じさせるモーションアニメ!往年の名作PRG『エメラルドドラゴン』に息吹が宿った!これでやっと『エメラルドドラゴン』をプレイできる、やっと飛火野耀氏の小説についての理解を深められる!万歳!

…とここまで結構大変な思いをしてきましたが、それにしてもこうした電子機器を修理してしまった自分にも我ながら驚きで、いくら飛火野耀氏の小説の為とはいえ、いったい何がここまで自分を突き動かすのかよく分からなくなってきております。

ともかく、まずはこの名作RPG『エメラルドドラゴン』を全力でクリアしていきたいと思います。

〈君は飛火野耀(とびひの あきら)を知っているか 第6回『エメラルドドラゴン』〉

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