羽二重餅によって心が浄化された私は福井県民の夢を見るか
『もちもち』と聞くと、皆さん何を想像されますか?
柔らかく弾力のある、丸みのある優しい響き。
お餅やお団子、最近ではタピオカ等々、とりわけ『もちもち』したスイーツはおいしいものが多いように思います。

そんな『もちもち』の中でも絶品と評判なのが、銘菓『羽二重餅(はぶたえもち)』。

羽二重餅とは餅粉を利用した福井県の和菓子。
福井の絹織物「羽二重」のような柔らかさと滑らかさが特徴の銘菓です。
羽二重餅は福井県内各所で販売されていますが、中でも発祥となるこの松岡軒の羽二重餅がおすすすめ。

封を開けるとパッケージの中に白銀の羽二重持ちが鎮座。

その見た目は雪原に舞い降りた羽衣のような清らかさ。
うっとりと見とれてしまいたくなるような透明感。

素手でつまんでよいのかどうかためらってしまう。
触れたとたん、自分の薄汚れた魂が灰塵に帰してしまうようなことにならないだろうか。
やはり、箸を使うべきか…。
そして箸でつまみあげたとたんにこの弾力!

うおおおお!
もう我慢が出来ない!
すべての罰を受け入れる覚悟で口に放り込む。
すると途端に精錬された上品な甘み香り、そしてなにより天使の肌に触れているかのようなやさしい舌ざわりと弾力が口の中いっぱいに広がり、頭の先から天空へと突き抜ける!

うわあああ!だめだ!
これは自分のような下種野郎がおいそれと平らげてはいけないものだ。
しかし一枚目の下にはさらにもう一枚。
畜生!どれだけ俺を苦しめるんだ!

これまで生きてきた懺悔に頬を濡らしながら、2枚目をかみしめる。
一口…、二口…。
さまざまな記憶がよみがえっては消えてゆく。
苦しい時もあった、嫌なこともあった、上手くいかなくて、人を羨み妬んだこともあった。
でも、いいんだ…。
もう、何もかも…、過ぎ去った嫌な記憶の数々は、今の自分そしてこれからの自分に贈るメッセージなんだ、そして自分はこれからの日々に向けて一歩、一歩踏みしめながら、未来に希望を抱いて行ければ、それだけでいいんだ…。
ああ…心が清められてゆく。
浄化されてゆく…。

福井県民がいい。
次に生まれてくるときには、福井県民がいい。
そうすれば、自分は羽二重餅様のご加護を一身に賜りながら、安息の日々を送ることが出来るだろう…。

一切食べれば貴方も聖者。
二切食べれば貴公も賢者。
銘菓、『羽二重餅』を是非ご堪能下さい。
きっとその清らかさに心打たれ、転生したら福井県民だったことを夢に見るでしょう。

【DATA】
◇商品名:羽二重餅
◇販売元:松岡軒
◇情報URL: http://habutae.com/
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